「ノンクラスプデンチャー」ってどんな人におすすめ?
2022.04.04更新
こんにちは。今回は「部分入れ歯」についてお話します。
歯を失ってしまった場合、一般的に入れ歯を作ることが多いです。入れ歯にもいろいろな種類があります。また患者さんのご要望も様々です。
今回は「ノンクラスプデンチャー」についてお話します。
■ノンクラスプデンチャーとは?どんな人におすすめ?
歯を1本から複数本失った場合、入れ歯、ブリッジ、インプラントが代表的な治療法ですが、やはり部分入れ歯で治療する人が多いです。部分入れ歯は、ほとんどのケースに対応できる優れた装置であり、インプラントのような外科手術も不要です。
ただ、保険の部分入れ歯には、金属製の留め具(=クラスプ)がある点に不満を抱く方も少なくありません。
そこで是非ともご紹介したいのが「ノンクラスプデンチャー」です。
▼ノンクラスプデンチャーってなに?
ノンクラスプデンチャーとは、その名の通り「クラスプがない」部分入れ歯です。保険の部分入れ歯の最大の欠点ともいえる金属製の留め具を使わずに済むので、目立ちにくく、違和感も少ないです。
▼ノンクラスプデンチャーのメリット
ノンクラスプデンチャーには、次に挙げるようなメリットがあります。
・金属の留め具がないので見た目が自然で気づかれにくい
・薄くて軽い
・金属アレルギーの心配がない(金属を使用しない設計の場合)
このようにノンクラスプデンチャーは、入れ歯を着けていることを周囲に気付かれたくない人、金属アレルギーが心配な人、噛んだ時に痛くない装着が良好な部分入れ歯が欲しい人におすすめの装置といえます。
◎噛みやすさ・安定性を追求した「コンフォートシリーズ」
当院では、ノンクラスプデンチャーの中でも噛みやすさ・安定性・快適性を追求した「コンフォートシリーズ」にも対応しております。歯茎のやわらかさに近いシリコーンを使った部分入れ歯で、硬い物でもしっかり噛めます。使用中、入れ歯がズレたり、外れたりすることもほとんどありません。職人の手によってオーダーメイドで作られる部分入れ歯なら、一人ひとりのお口にぴったり合わせることが可能です。
▼ノンクラスプデンチャーのデメリット
ノンクラスプデンチャーには、「保険が適用されない」というデメリットがあります。ですから、費用負担が少ないという点を重視するのであれば、保険の入れ歯の方が向いています。また、かみ合わせによっては壊れやすい場合や特殊な樹脂を使用しているので修理ができない場合があります。
▼まとめ
ノンクラスプデンチャーは、保険の部分入れ歯にはないメリットがある入れ歯です。従来の入れ歯の見た目や噛み心地、装着感に不満がある方は、クラスプのない部分入れ歯を検討されてみてはいかがでしょうか。特に「コンフォートシリーズ」は装着後も快適に使用できると大変好評です。
見た目よりも「しっかり咬みたい」というご希望の方には金属床義歯の方が適している場合もあります。
患者さんのご希望に合わせたご提案をしていますので関心のある方はお気軽に当院までご相談ください。
(株式会社バイテック・グローバル・ジャパンHPより)
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