医院ブログ

2021.12.02更新

こんにちは、今回は「歯ブラシを取り替えるタイミング」についてお話します。みなさんはどれくらいの頻度で歯ブラシを新しいものに替えていますか?「毛先が広がってきたら新しいものに交換する」という方は多いと思います。逆に「毛先が広がってもお湯で元に戻す」という方もいるかもしれませんね。

しかし実際は、「毛先の広がり具合に関係無く、1ヶ月ほどで交換する」のが良いとされています。理由としては、以下のようなことが挙げられます。

● 歯ブラシの性能が落ちるから
● 細菌・雑菌が繁殖しているから

同じ歯ブラシを毎日1ヶ月ほど使っていると、歯ブラシの毛先が摩耗し、コシが無くなり、汚れを落としにくくなります。言い換えると、歯ブラシは見た目に変化が無くても使っているうちに性能が落ちていっているのです。「いつも通り磨いているのに歯垢が落ちにくい」と感じたときは、歯ブラシの性能に問題があるのかもしれません。

また歯ブラシは、歯垢という細菌を多く含むものに毎日触れています。そのため掃除用のスポンジ等と同様、毎回しっかり洗って乾かしていても細菌・雑菌が繁殖してしまいます。ゆえに1ヶ月を目安に交換するのが良いとされているのです。

なおこれらは歯ブラシを1日3回使った場合の目安です。携帯用の歯ブラシや外出時にたまに使う歯ブラシなどであれば、この限りではありません。

加えて「歯ブラシの毛先がいつも開く」という方は、歯ブラシの性能の問題ではなく、歯磨き中に力を入れすぎている可能性が高いです。実は正しい力で磨いていれば、同じ歯ブラシを数ヶ月使っていても毛先は開いてきません。強い力でゴシゴシ歯を磨くと、歯や歯ぐきを傷つけてしまいます。これにより歯がしみやすくなったり(知覚過敏)、むし歯のリスクが上がったりにすることもあります。

当院では「正しい力で磨けているか」だけではなく、どのような歯ブラシがご自身に合っているのかなど、お口の中の状態に合わせて歯磨き方法の指導を行なっています。歯磨きについて不安なことがあれば遠慮なくご相談ください。歯ブラシ歯ブラシ

投稿者: 桜井歯科医院

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