こんにちは。
今回は「市販の歯ブラシと歯科医院専売の歯ブラシの違い」についてお話します。
市販の歯ブラシと歯科医院専売の歯ブラシの違いは、簡単に言うとバリエーションの豊富さにあります。
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■市販の歯ブラシ
市販の歯ブラシの毛の硬さや形、長さなどは、「JIS規格」という規格に沿って決められています。誰がどんな方法で歯磨きをしても、歯垢がおおむね取れるように作られているのです。これは言い換えれば、市販の歯ブラシは一定の規格内でしか作ることができず、「自分にぴったり合った歯ブラシ」を見つけにくいのが現状です。
市販の歯ブラシはさまざまなメーカーから販売されていますが、例えば毛の硬さは「かため」「ふつう」「やわらかめ」など一定の表現のものがほとんどですよね。毛の長さも、どの商品もほとんど同じに作られています。
■歯科医院専売の歯ブラシ
それに対して歯科医院専売の歯ブラシには、市販の歯ブラシのような規格が存在しません。そのため「誰でも使える歯ブラシ」を目指す必要は無く、各メーカーの研究データをもとにさまざまな形の歯ブラシを作ることができます。
つまり歯科医院専売の歯ブラシは、毛の硬さや形、長さなどのバリエーションが豊富です。歯ブラシのバリエーションが豊富ということは、自分にぴったり合った歯ブラシを見つけやすいということ。年齢や性別、歯並び、歯磨き習慣が異なれば、「その人に合った歯ブラシ」も変わってきます。また上記のように、口腔内環境が変化しやすい歯科治療中でも対応できるのが歯科医院専売の歯ブラシです。
■歯ブラシの選択も大切ですが…
なお「市販の歯ブラシよりも歯科医院専売の歯ブラシの方が良い」「歯科医院専売の歯ブラシを使っていれば口腔内環境が良くなる」というわけではありません。市販の歯ブラシでも口腔内環境が良い方もいれば、歯科専売の歯ブラシを使っているのにむし歯や歯周病になってしまう方もいます。
大切なのは「自分に合った歯ブラシで正しく磨く」ということ。
歯磨きに関してお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。
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